お口の一番奥に生えた親知らずを抜く場合、麻酔処置を行います。治療中の痛みを感じさせないように行う麻酔ですが、この麻酔自体が痛みをともなうため、苦手だと感じる方も少なくありません。
全ての患者さまに少しでも痛みの少ない治療をご提供したいという思いから、当院は麻酔にこだわり、方法を工夫。麻酔をする際は、大きく2つの段階に分けて行っています。
ひとつめは、通常行う注射針を刺して行う麻酔よりも前に、歯ぐきへ麻酔をかけ痛みを感じなくするのです。この麻酔では、シリジェットという「針のない注射器」を使用します。歯ぐきに針を刺しませんので、痛みをほぼ感じません。
シリジェット麻酔によって歯ぐきに痛みを感じなくなったら、次の段階では、注射針を使用してさらなる麻酔をかけていきます。この際に使用する注射針も工夫のひとつで、細い針であればあるほど刺激や痛みを感じにくいという特性を利用し、極細の注射針を使用しております。
さらに麻酔液を注入する際にもこだわりがあります。温度とスピードです。麻酔液と体温に温度差があると違和感や痛みの原因になりやすいため、麻酔液を温めてから使うようにしています。また液の注入速度が不安定だとやはり痛みを感じやすいので、コンピューター制御で速度を一定に保てる電動式注射器を使用します。この他にも針を刺す位置や注射の回数、処置にかける時間など、麻酔だけでもさまざまな工夫を凝らしています。
こうすることで、患者さまに少しでも苦痛や負担のない治療を受けていただきたいと考えているのです。
親知らずが埋まっているあごの骨の周辺には、重要な血管や神経が通っています。これらを傷つけることなく外科手術を成功させるには、十分な知識と経験が必要です。
当院で親知らず治療を担当するのは、治療歴28年以上(※)の歯科医師です。豊富な経験と症例数、そして培った技術により、上あごに生えている親知らずであれば、1分もかからずに抜歯できる場合がほとんどです。安心してお任せください。
また、親知らずの抜歯は外科的な処置ですので、治療に着手する前には精密で丁寧な検査・診断を実施しています。検査の結果、下あごの神経に大きな影響が及びそうな場合などは、患者さまのご負担・安全へのリスク等を考え、ほかの医療機関をご紹介。湘南東部総合病院の口腔外科や、藤沢市民病院、東海大学病院の口腔外科など、より検査や治療設備の整った施設で治療を受けていただけるようにしています。
(※2018年現在)
検査器具やレントゲンで、歯やあごの骨の状態を調べます。
歯やあごの骨など、お口がどんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。
親知らずを抜きます。抜歯の必要がない場合は、適切な処置を行います。
親知らずを抜いた部分を消毒します
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午前 | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
午後 | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
午前:10:00~13:00
午後:14:00~19:00
休診日:火曜日・日曜日